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「多くの人たちが、その言葉に癒される。」

ミュージシャン・作家 尾崎世界観

これまでメガネに憧れはあったんですが、どうしても恥ずかしいという気持ちが先に立ってしまって。ちゃんとかけずにきたことを後悔しています。この撮影を機に、開き直ってどんどんかけていきたいと思います。

多くの人たちが、その言葉に癒される。

リスナーから寄せられるさまざまな悩みや迷いに、各回のゲストとともに考えながら答えていく。尾崎さんの優しく柔らかな語り口で表現される思いのひとつひとつは、とても真摯だ。ラジオ『尾崎世界観のとりあえず明日を生きるラジオ』(NHKラジオ第1)を聴きながらそう感じた。

2001年、17歳の時に結成したロックバンド クリープハイプは、11年間の活動を経てメジャーデビュー。ヴォーカルとギターを担当しながら、文学性が高いと評される歌詞を特徴とする楽曲のほとんどを作り、その数はすでに170曲を超えている。そして、2016年には作家として『祐介』を発表。2021年には『母影』が芥川賞の候補作品となった。また、今年、4年ぶりの新作中編『転の声』が文學界6月号に掲載され、再び芥川賞の候補作品に選出。

ロックバンドという個性の集合を維持しながらの長きにわたる活動、メロディを譜面に定着させ、詩を綴り、観衆の前で披露する。その傍らで小説やエッセイを書き続ける。つねに自分と向き合いながらの多様で膨大な時間を重ねてきた尾崎さん。その心から発せられる嘘のない言葉だからこそ、耳を傾ける多くの人たちが癒され、救われ、共感するのだろう。

イエローのレンズが、気分を明るくしてくれる。

尾崎さんのお気に入りのサングラスは、スタイリッシュな印象を与えるオーバル型フレームにイエローのレンズを組み合わせたモデル。いまZ世代を中心にトレンドとなっている「Y2Kファッション」-2000年前後に人気を博した着こなしのテイストを取り入れたカジュアルスタイルーを意識した新しいシリーズのひとつ。

「いつもは本を読んだり、何かをちゃんと見ようという時にメガネをかけます。乱視がひどいのでかなり苦労して今のレンズを作ったんですけど、それでもなかなか合わなくて。いつもぼやっとした見え方のままで過ごしてきました。このイエローのレンズは、視界がはっきりする感じがありますね。気分もちょっと明るくなるし、集中できる気がする。最初に見た時は少し派手かなと思ったんですが、かけてみるとすぐに馴染んでしっくりきました。フレームのかたちもすごくいいですよね」。

もっと早めにメガネと向き合っておけばよかった。

「こういった色合いのものはこれまでかけたことがなかったけれど、あまり人が選ばなそうで、そこも気に入りました。最近のメガネは、やわらかくて、まるでかけてないようなかけ心地が売りだと思いますが、これはすごくフィットして軽いのにちゃんとかけてる感じがあって好きです。普段かけていないせいか、自分としてはやっぱり、ちゃんと「かけてる」感じがほしいと改めて思いました。子どもの頃からメガネに憧れはあったんですが、どうしても恥ずかしいという気持ちが先に立ってしまって。もっと早めにメガネと向き合っておけばよかったです。これまであまりかけずにきましたが、この撮影を機に、開き直ってどんどんかけていきたいと思っています」。

夏フェスは、これでいきます。

7月に入り、クリープハイプの活動は夏フェスへの出演が中心になる。

「お客さんは、クリープハイプの曲を聴くのを楽しみにしてくれていると思うので、まずはそうした気持ちにしっかり応えたいです。来てもらえたことのうれしさはもちろん、皆さんからたくさんのものをいただいているので、それを素直に受け取って感謝の気持ちをステージで表現する。その姿を観てもらったり、そこから何かを感じてもらったりたりするのが一番かなと思います。これからますます陽射しが強くなるので、出番までステージ裏のスペースにいる時など、きょうのサングラスが活躍しそうです」。

おざきせかいかん◎ミュージシャン・作家

1984年生まれ。東京都出身。ロックバンド「クリープハイプ」のヴォーカル・ギター。2012年4月にアルバム『死ぬまで一生愛されてると思ってたよ』でメジャーデビュー。文筆家としては、2016年に初の小説『祐介』を上梓。Eテレ「NHK短歌」の司会、読売新聞の読書委員も務める。2020年の『母影』が第164回芥川賞候補、さらに今年発表の『転の声』が第171回芥川賞候補に選出。

着用モデル:ZN242G01_56E1  ¥5,500(セットレンズ代込)

※着用サングラスはレンズをZoff COLORSの「LEMON YELLOW 40F」に変更。レンズ変更には別途¥3,300がかかります。

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