
「うちの会社、あなたみたいな人が好きだよ」。Zoffの先輩からの言葉が、入社の後押しに
Zoffをどのようにして知りましたか?また、Zoffで働きたいと思った理由をお聞かせください。
大学1年生のとき、南大沢アウトレットで偶然Zoffを見つけたのが、最初の出会いです。もともとブランドを知っていたわけではなく、お店に入ってみたら、メガネが驚くほど安く、「1本買っちゃおう!」という気持ちになりました。当時は3プライス(5,000円、7,000円、9,000円)で、アウトレットではさらに安い4,000円で買えるのを知り、「自分のバイト代で買えるんだ…」と感動しました。それ以来、南大沢で年に1回、3度ほどメガネを買いに行きました。
Zoffに就職したいと思った理由の1つは、アルバイト先で仲良くしていた先輩の友人が新卒でZoffに入社し、その方と親しくなる中で「あなたみたいな変わった人がきっと活躍できる会社だよ!」と何度もすすめられていたことです。入社してみると、その言葉通り、自分の個性をしっかり受け入れてもらえていると感じ、働くほどその実感が深まっています。他の職場では「もっとバランスよく能力を磨こう」と言われるかもしれませんが、Zoffでは「その尖ったところを活かしていこう!」と言ってくれる人が多く、本当にありがたい環境だと思っています。

店長、マネージャー職を経て新設されたインストアMD部へ
Zoffへの入社(最初の就職)から、現在の業務に携わることになった経緯を教えてください。
2008年に新卒6期生として入社し、原宿店に配属になりました。そこから1年おきに高崎モントレー店、池袋サンシャインシティアルパ店に異動し、2011年3月に小田急百貨店町田店に異動。ここで副店長、店長に昇格し、約3年勤めたのち、ルミネ有楽町店、ルミネ大宮店を経て、2017年3月に大阪へ赴任。ディアモール大阪店・グランフロント大阪店、両店の店長を務めたのち、大阪エリアのエリアマネージャーに着任しました。
2019年4月に東京に戻り、東京(新宿・池袋・銀座)エリア担当、京浜沿線(川崎・横浜)エリア担当を経験。マネージャー職を約6年務めたところで、2023年9月の組織変更に伴い新設されたインストアMDグループにチーフとして異動し、現在に至ります。
インストアMDグループは新設された部署ですが、どのような仕事をしていますか
店舗で起きていることと本部との間に距離がある状況を改善する目的で立ち上げられた部署で、売り場づくりはもちろん、新店や改装店を手掛ける際にも、お客様目線や現場のスタッフの動きを中心に設計することでよりよい売り場や売上を作れるのではないかと考え、そのための取り組みをしています。業務内容としては、現場の意見を取りまとめながら、本社の制作部や内装設計などの各スタッフと繋げていく仕事をしています。僕自身も現場の感度を落とさないように、月に1、2回は現場に入って実際のオペレーションの中で働いています。

様々な部署との会議が1日2~3回。現場と各部署をつなぐ役割を担う
一日のスケジュールを教えてください。
インストアMDは色々な部署の会議にできるだけ参加して、現場とその部署の中継をする仕事が多いので、自分だけの作業時間がなかなか取りづらいんです。加えて、僕は朝型人間で夜は集中力がなくなってしまうので、9時前に出社して、スケジュール確認やメールチェック、会議用資料の作成などを1時間ほど集中して作業する時間を設けています。
10時以降は、同じチームのメンバーとそれぞれ抱えている業務量や進捗を確認し、振り分けや再調整を行う打合せを週に1~2回行っています。その後、11時頃から様々な部署との会議が始まり、毎日2~3つの会議に出席します。会議は大きく分けて3タイプありまして、1つ目が新しい商品や企画に関する会議。2つ目は、すでに展開されている商品や売り場の改善などに関する会議。3つ目は、各担当者の考えを役員に伝え、承認を得るための会議です。ほかに週1回、定例で2時間、内装設計会議というのもあります。店舗のオペレーションは年々少しずつブラッシュアップしているので「受付とお渡しの場所が逆のほうがいい」「測定の場所はこんな構造がいい」といった現場からの声をキャッチしておいて、内装チームに伝えながら次に作る新店のレイアウトを考えていきます。会議の内容は、新しい商品や企画に関するものが6、既存店の改善が4くらいの割合です。会議が続くと夜遅くなってしまうのでそのまま退勤することもありますが、時間があるときはその後、近隣店舗へ臨店して売場での困りごとを聞いたり、お客様の動きを確認して今後の改善点を見つけたりしています。
様々な部署とコミュニケーションをとる上で、意識していることはありますか?
まず意識しているのは「誰かの役に立つことをしよう」ということです。インストアMDは新しい部署なので、他の部署の人たちが「自分たちの仕事が少し楽になった」と感じてもらえなければ、僕らの存在意義はないと思っています。以前はマネージャーとして、ストレートに意見を伝えることが効果的だったので、ぶつかることをいとわなかったのですが、今は各部署の間に立って「どうすればうまくいくか」を考えるようになりました。社内のコミュニケーションがスムーズになり、面倒や煩わしさが減れば嬉しいですね。
要望や相談に対し、各専門部署と協力して具現化していくプロセスが楽しい
仕事のやりがい・醍醐味を教えてください。
インストアMDのやりがいは、「こんなふうにしたい」といったイメージを形にし、お客様が実際に購入する姿まで見ることができることです。現場や各部門からの要望を受けて、アイデアを出し、制作部や内装設計チームと協力しながら実現していく過程がとても楽しいです。
最近では、インストアMDとして最初に手掛けた新しい木工什器のプロジェクトが特に印象的でした。現場から「メガネの試着後、商品が乱れてしまう」という声があり、整理しやすい什器を制作することに。制作部や内装設計と一緒に、商品もPOPも置ける什器にするにはどんな工夫が必要かを考え、店舗に納品されたときは感動的でした。スタッフから「これ、本当にいいんですよ!」と言われた瞬間、苦労が報われた気がして、すぐにチームに写真を送って喜びを共有しました。

物理的な距離は離れていても300店舗に情報を届けられる
入社後、今までで達成感を得た印象に残っている出来事について教えてください。
今の部署では、店長やマネージャーのときと違い、現場のスタッフとは物理的に距離があるため、知らない誰かから感謝されると特別な達成感があります。たとえば、カラーレンズの什器を作った際には、「これをどう接客で生かしていくか?」という接客方法をメソッド化し、300店舗向けにリモート研修を実施したんです。すると、「カラーレンズの売り方がうまくなった」「売るのが好きになった」と連絡をもらったり、自分の研修をさらに資料化して店舗で「研修のミニマム版」をやってみたりして。マネージャー時代以上に広い範囲で影響を与えられることに、大きなやりがいを感じています。
任せられる仕事の範囲を拡大して長期的な視点で管理できる部署に育てたい
今後の目標をお聞かせください。
インストアMDは営業統括本部の中で比較的小さなチームですが、この仕事にはもっと可能性があると感じています。より広く深く様々なことを管理・管轄できる部署に成長させられたらいいなと考えています。今は店舗で起きた課題を解決するために動くことが多いですが、本来は計画段階や問題が生じる前から管理するのがインストアMDの理想的な役割だと思っています。まだ部署として1年目ですが、いずれもっと大きな責任を任され、そうした仕事ができるようになりたいです。
