田舎から上京して、初めて知ったZoffの存在。簡単にメガネを購入できることが衝撃だった。
Zoffをどのようにして知りましたか?
私は長野県の木曽郡という、めちゃくちゃ田舎の出身なんです。あまりにもモノがなくていろんなことに不便だったのと、虫がとにかく嫌いで(笑)。虫がいる地域に住みたくないと思って上京して、専門学校時代から7年間、コンビニでアルバイトをしていました。私はずっと視力がよく、そもそもメガネは高価なものだと思っていましたが、上京してから友人が「メガネを安く買えるところがあるよ」と南大沢のアウトレットに連れて行ってくれたことがありました。最初に入ったメガネ屋がZoffで、そこで初めてZoffのことを知りました。実はその日はメガネを見ただけで、後日買ったのは町田店でしたが、「メガネってこんなに簡単に買えるんだ!」と衝撃でしたね。当時は、メガネのコレクションにそれぞれ名前がついていて、私は「サイバー」というメタルフレームのメガネを買いました。ちなみに、自分が遠視であることも、Zoffで測定してもらって初めて知りました(笑)。
子どもの頃に憧れたメガネへの想いが、「働いてみたい」という動機に。
なぜZoffで働きたいと思ったのかも含めて、入社から現在の業務に携わることになった経緯を教えてください。
入社試験のときにもお話したことなのですが、誰しも幼い頃にメガネに憧れたりすることってありませんか?友達がメガネをかけていて、自分もかけたいみたいな。それがずっとなんとなく心の中にあって、次の仕事を考えたときに、「メガネ屋で働けたらいいな」と漠然と思ったんです。それで、「働けるかはわからないけれど、とりあえず行ってみよう」と思って、当時住んでいた自宅から近い町田店へ「ここで働かせてください!」って突撃しました。
最初は「アソシエイト」という準社員制雇用で、契約社員になると同時に府中店に異動し、正社員登用されたのちにたまプラーザ店に異動しました。ここで2年ちょっと経った頃、副店長に昇格してすぐのタイミングで、今度は店長としてマリノアシティ福岡店に配属。2年後に荻窪店勤務として帰任し、このタイミングで結婚もしました。
実はたまプラーザ店で働いていた頃から、本社へのキャリアプランみたいなものをずっと考えながら仕事をしていました。最初は本社の中でも教育に行きたいと思っていたのですが、ご縁があって商品部配属となりました。2020年には育休を取得し、明けたタイミングで定年退職される社員の後任として生産部に異動し、現在は体制変更もありレンズ・サングラス事業部で部長として勤務しています。
初めて働いたZoffのお店は、仲のいいサークルのような雰囲気でした。
入社前と入社後で感じたギャップをお聞かせください。
若い人が多い会社なので、店舗に配属されて感じたのは「サークルみたいだな」という印象でした。私は、企業に勤めるのはZoffが初めてなのもあって、もっとかっちりした職場の雰囲気をイメージしていましたが、「こんな感じでいいんだ」って。個人個人が楽しそうに働いていたり、スタッフがみんな仲良かったりして、いい意味でのギャップでしたね。その後、本部に異動したときも、自分のデスクに座ってずっとひたすらパチパチしてるみたいな印象をもっていたのですが、フリーアドレスなので移動しながら話しかけに行く機会が多く、部門間のコミュニケーションも活発で、自分が思い描いていたオフィスワーカーのイメージとは全然違うと感じました。
他部署や外部とのやり取りが多い仕事。会社を背負う責任感がやりがいに。
業務内容や、やりがいを教えてください。
月曜日は、過去の分析をして今後の計画を立てる時間に充てることが多く、会議や打ち合わせから1週間が始まります。他部署とのやり取りも多く、部署をまたいだ会議に出席する機会も少なくありません。加えて、頻度はそこまで高くありませんがレンズメーカーさんとも定期的にお会いする機会を設けています。商談というよりは、「こんなレンズがあったらいいなと思うのですが、どう思います?」といった具合にアイデアベースでの会話をしたり、最近のメガネ屋さんの動向を聞いたり、ラフな打合せといった雰囲気です。現在の部署では他部署とも外部の方とのコミュニケーションもより増えたので、会社を背負い仕事をしてるという部分もやりがいに繋がっています。
500種類ほどあるレンズそれぞれを、お客様に選んでいただくために何ができるか。
達成感を得た印象に残っている出来事について教えてください。
本社に異動して最初の仕事はレンズの業務だったと記憶していますが、実はあまり覚えておらず、鮮明に記憶に残っているのは「福袋」の配送を変えたことです(笑)。今でこそ福袋は、完成した状態で各店に配送されますが、以前は各店舗にパッケージと商品が別々に配送されて、スタッフがそれを組み立てて販売していました。そこで、本社で福袋を作って各店に配送する、というやり方に変更したんです。自分が携わった業務が、今では社内で当たり前になっていることに、とても達成感を感じました。
いまZoffで扱っているレンズは、アイテム数でいうと450~500ぐらいあります。それを一つひとつ、数字とにらめっこしながら分析・管理するのもレンズ担当の仕事です。Zoffに来店されるお客様は、レンズが欲しくて買いに来る方はほとんどいらっしゃらなくて、レンズはあくまでメガネを買ったらついてくる付随品なんです。基本的に、メガネを買うことが決まった人が選ぶものなので、その中でより選んでもらいやすいものを考えていかなくてはなりません。どうしたらそのレンズを選んでもらえるか、選んでもらう確率や比率を高めるためにどう行動していくかを、他部署へも発信していくことが大事だと考えています。
「ちょっといま話していい?」お互いに気を遣わず言い合える関係を築く。
普段、職場の仲間とはどんなやりとりをしていますか?部署の雰囲気を教えてください。
チームメンバーとは常に近くに座り、基本的にコミュニケーションを取りながら仕事を進めています。例えば、「これ、どう思いますか?」とか「ちょっと相談してもいいですか?」といった些細なことでも、お互いにすぐ話せる環境を大切にしています。もしこれを話さずに溜め込んでしまうと、課題が解決できないまま終わってしまうこともあります。そのため、「その場で話せることはその場で話す」という姿勢を心がけています。たとえお互いが別の業務をしていても、「ちょっといいですか?」と声を掛け合い、常にコミュニケーションを取りながら仕事をしているので、少し騒がしいかもしれません。我々の部署(笑)。しかし、部署が大きくなるにつれて、言いたいことを溜め込む人が増えてしまうと、相談や意見を聞く時間が長引き、他の業務に影響が出る恐れがあります。そこで、即座に話せる習慣を身につけることで、スタッフも自分も困らない環境を作ることを目指しています。