大学生の頃、初めて自分のお金で購入してからずっとZoffのメガネを愛用していました
Zoffをどのようにして知りましたか?
大学生の頃、自分のお金で初めてメガネを買ったのがZoffでした。メガネを使い始めたのはもっと早くて中学の途中からなのですが、中学、高校と部活をしていてコンタクトをつけることが多かったので、当時メガネに対してはあまり興味がなかったんですよね。その後、大学生になって運動をする機会も減り、コンタクトが面倒臭くなりまして。「持ってる眼鏡じゃちょっとな…」と思い、千葉ジュンヌ店(現在は閉店)に買いに行きました。純粋に自宅の近所だったというのもありますけど、大学生でも買える価格で、ちょっとおしゃれっていうイメージがありました。
Zoffブランドへの愛着と、社会貢献度の高さが入社の決め手に
Zoffで働きたいと思った理由をお聞かせください
初めてZoffでメガネを買って以来、何回もZoffで買い替えていて、大学生の頃は他のブランドでメガネを買ったことがないほどでした。就職活動では小売業や百貨店などを受けましたが、Zoffには愛着もありましたし、一般的なアパレルに比べて世間に与える貢献度が大きいといいますか、お客様を助けてあげられるような存在なのではないかと考えました。
同じ仕事をずっと続けるのは、正直自分の性に合わないと思っていたのですが、新卒で入社して今年で14年目を迎えます。飽きそうだなというタイミングで異動や昇格、ジョブローテーションをしてもらえて、社内でいろいろな仕事を経験できるのでずっと飽きさせずに、つねに新しいことにチャレンジさせてくれる環境があることが、Zoffで長く働き続けている大きな理由だと思います。
20代半ばでの本社異動からふたたび現場を経てMD部に
Zoffへの入社から、今の業務に携わることになった経緯を教えてください。
2010年4月に新卒で入社し、千葉県の市川ニッケコルトンプラザ店に配属されました。3年半ほど勤務して、2013年11月に、銀座マロニエゲート店に異動。その半年後に銀座コア店に異動したタイミングで副店長に昇格しました。
それからまた半年後に、社内公募で当時のVMDレイアウトグループという部署に異動をしました。インストアマーチャンダイジングとレイアウトの仕事が合わさっているような部署で、幅広く売り場作りに携わりました。そこで自分のキャリアを振り返ったときに、本社で働き続けるには現場での経験が足りないと感じたのと、一度店長になりたいという思いもあって、2016年8月にユニモちはら台店に異動。1年ほど副店長を務めたのち、新鎌ヶ谷クロスモール店のオープニングで異動して店長に昇格しました。
その後、千葉ペリエ店を経て、社内公募で商品計画室(現MD計画部)に異動しました。以降はずっと商品部周りで兼務をして、現在はMD部・メンズMDグループのチーフを務めつつ、MD計画部のレイアウトグループのチーフも兼任しています。
本社に異動した後に、なぜ店長を経験したいと考えたのですか。
VMDレイアウトグループに異動し、本社で働いている人のほとんどが店長を経験してきていると知りました。僕はその時、副店長を半年やっただけだったので、仕事に対する責任感など諸々足りない部分があると感じて、店長をやってからその先のキャリアをもう一度考え直したいと思ったのです。
様々な人とのミーティングは日常。予算に基づく売上設計も大事な仕事です
1日のスケジュールを教えてください
勤務開始は、始業の約10分前です。前日の売上、その日の予定、メールをチェックして、本格的に業務を開始する準備を行い、10時からは様々な案件のミーティングを実施します。その後12時頃にデスクに戻り、みんなの相談を受けるなどチームメンバーのフォローアップの時間を1時間くらい設けています。
昼食後、14時頃からまたミーティングが入っていることが多いです。大まかに月、火・水曜、木・金曜でテーマが分かれていて、月曜日は、前週の振り返りと売上対策がメイン。火・水曜日は他の部署と一緒に動いているプロジェクトに関するミーティング、木・金曜日は商品の企画会議、いわゆる商品開発のミーティングがあります。
17時頃、またデスクに戻り、資料作成やデータ分析などをします。加えて、毎日のように新商品のサンプルチェックが上がってくるので、それもまとめてこの時間にチェックしています。
19時になったら、翌日の準備やタスク整理、メールチェックなどをして、19時30分頃退勤という流れです。
商品部と聞くと、商品企画が業務の大半を占めているイメージがありますが、実際はそんなことはないんですね。
僕はチーフという立場でもあるので、こういう動きが多くなっていますが、部署内では火・水曜の半分を、木・金曜の企画会議の準備に充てているメンバーも多いですね。
商品開発はデザイナー主導の場合と、MD主導の場合の両方があるので、デザイナーとの連携も大事です。企画自体のフレームワークはお互いに協力して進めるのでどちらが主導権を持つかは明確に決めていませんが、売上設計はMD、デザインを起こすのはデザイナー、という分担はどの企画でも同様です。
売上の設計を立てるときは、予算に基づき、過去のデータを洗い出して予測を立てるのですが、とても難しい作業です。MDでも慎重に考える人もいれば、大胆な人もいて、個々のカラーが出る部分でもあります。
街中で毎日のように見かける、Zoffのメガネ。商品部はどの商品か、すぐに判別できます(笑)
仕事のやりがい・醍醐味を教えてください
2つあります。一つ目は自分が企画に携わった商品をかけている人を街で見かけると、やっぱり純粋に嬉しいです。行き帰りの電車で必ず何人かはZoffのメガネをかけている方を見かけます。商品部のメンバーはパっと見てZoffのメガネとわかるので、心の中でありがとうと感謝しながら、これは商品部ならではの醍醐味だと感じています。
二つ目は、ZoffはSPA企業なので、物事の中心でMDが動くことが多く、責任と動かす金額が大きいことです。もちろんプレッシャーはありますが、大きなやりがいです。
キャリアの中で最大規模のコラボ企画。ポップアップも数百人が来店し大成功
入社後、今までで達成感を得た印象に残っている出来事について教えてください
2023年末に発売した3代目J Soul BrothersのNAOTOさんが立ち上げたブランド「STUDIO SEVEN」とのコラボ企画が、14年勤める中で最も 「頑張ったな」と思える出来事です。LDHのファンの方がZoffに来てくれるように、NAOTOさんのやりたいことを全面的に叶えよう、というのをテーマとして掲げ、商品を作り上げていきました。また販促では、いかにニュース性を高めていくかを考え、名古屋でのPOPUPを企画しました。3代目J Soul Brothersのドームツアーが名古屋ドームから始まったので、それに合わせて名古屋ドームの横のイオンにあるZoffでPOPUPを開催したのですが、予想をはるかに上回る数のお客様が来てくださいました。歴代コラボの中でも上位の売上で、自分が最初から最後までコミットした企画だという点でも、ずっと忘れないだろうと思います。
これまでにない規模の仕事に向き合う中で、そのモチベーティブを支えていたものは何ですか
一緒に携わった仲間に、とても恵まれたと感じています。商品を生み出す段階では、NAOTOさん自身がビンテージのメガネをコレクションしているほどメガネ好きな方なのですが、知識豊富なデザイナーさんがしっかり信頼関係を作ってくれて、とてもスムーズに進みました。マーケティング、クリエイティブの部分でも、メンバーが本当に支えてくれました。このメンバーでやったプロジェクトは初めてではなかったと思いますが、初めて経験するようなワンチーム感が生まれていたと感じています。
会社全体でメンズ比率を上げるために新しい企画にも積極的に挑戦したい
STUDIO SEVENの経験を活かして、今後成し遂げたいことはありますか?
今はメンズMDグループを任されていて、メンズの商品はもちろん、花粉対策用やリーディンググラス等のパッケージ商品、サングラスも担当しています。中でもメンズの商品は、会社として重要なカテゴリのため、コラボを含めてどんどん企画を練って存在感を高めていきたいです。